TEN – COLDFEET
5. In the Middle of the Night
月別アーカイブ: 2008年11月
Google Gadget – ピンポイント天気予報 Gmail対応について
先日、GmailのLabモードにガジェットを追加した際に高さが0に近い状態になる旨、コメント頂きました。
少し試してみたところ2点問題がありました。
- _IG_AdjustIFrameHeight() で動的な高さが設定できない
- ガジェットの設定画面を出せない
というわけで、しばらくGmailのバージョンアップ待ちになりそうです。。
解決方法をご存じの方いらっしゃいましたら、コメント頂けると幸いです。
追記:Gmail Labs Help Add any gadget Group に↓と書いてあったので、そのうちマトモに使えるようになるかも。
– Some gadget features that require container support aren't
implemented yet. The main ones we support are "dynamicheight",
"setpref", "settitle".
We're working on adding support for other gadget features.
CAN’T STOP MOVING – SONNY J
Googleマイマップ、Googleストリートビューの問題点
緊急周知 Googleマイマップの削除で残骸が生じて消せなくなる欠陥
反映時間については、ガジェット更新した時とか、Google内の各マシンに反映されるまで時間かかるのは経験している。多分、Google内の分散アーキテ
クチャの特徴なのだろう。ただ、MLとか見てると社員が手動で対応すれば割と即対応できるっぽい。多分。前者はクロールの間隔&キューの待ち時間+伝播時間。後者は伝播時間だけだからなのかな。
グーグルマップ「非公開」でも注意 地図 検索すれば表示も asahi.com 2008年11月6日10時7分
同社によると、ほかにも、利用者が情報を削除した場合も、ネットの検索結果から消えるまで時間がかかり、公開状態になることがあるという。不適切な情報が公開されていた場合、利用者に削除申請などを勧めている。
人的作業キューの待ちによる遅延が多いのを、アーキテクチャの特徴的な伝播時間の遅延として誤魔化している気がする。もしそうならアーキテクチャ設計者に失礼な話だ。そもそもWEBからの削除申請は自動処理だから先の前者に近い扱いなのかもしれないが。それなら優先度を高くしないと。
ただ、Googleマイマップで、削除したものが復活するのは不具合だろう。影響力を考慮すれば、不具合なら不具合でその旨公開するのが筋だろう。法人の責任として。
マシンで自動化させて処理時間短縮&コストダウン&大量処理&多方面のサービスでユーザを付け広告で儲ける。というモデル自体には異論はない。しかし、マシンで自動化が上手くいくまでの過渡期や、人間相手の対応には、人手による対応が必要になる。この点をサボるのは法人としての義務の欠損ではないか。弱小企業で大変なんですならまだしも、その資金が十分あるのに対応しないのはただの怠慢だろう。
どちらの問題もチェックという点については、自動化過渡期的対応なら、社員が作業方法、対応ルール決めて、大量にバイト雇って対応。いらなくなったらレイオ
フすれば対応可能だろう。最後は社員がチェックする必要はある。永続的対応ならチェック部門をきちんと作ることになる。それにしてもその部門設置まで時間
がかかるので、それまで前者の対応が必要だろう。
Googleストリートビュー騒ぎの問題点
・カメラ位置の高さ →一般的な人の目線の高さではない。「通りに立った目の高さで移動しながら周辺の景色を見ることができます」は明らかな嘘。
・私道への侵入、公開 →公道私道の事前調査欠落。公開前チェック不足、資金があるのにオプトアウト方式。
・顔、表札、ナンバープレート、建物の窓枠内のぼかしモレ →自動化で対応できていない範囲の社内チェックサボり、資金があるのにオプトアウト方式。
・アメリカ感覚の押しつけ返答、態度 →道路幅、庭、塀の文化的差異の不考慮。謝らない態度。
・ユーザへの対応が遅い →対応人員の増強不足
・あいまいな返答 →法人としての発言の重みの欠落。状況の把握不足。
Googleマイマップ騒ぎの問題点
・非公開ではないのに「非公開」 →実際は「URLが分かれば誰でも見られる」。「Unlisted」の翻訳ミス。
・Googleカレンダーと公開範囲が異なる →公開範囲についてユーザの誤解を生む。
・個人情報を扱っているコンテンツの巡回チェック不足 →資金があるのにオプトアウト方式。
・ユーザへの対応が遅い →対応人員の増強不足
・あいまいな返答 →法人としての発言の重みの欠落。状況の把握不足。
高木氏が行っている作業は、本来Google社内で行うべき作業である。こういったサービスに付きものの作業であり、その点をGoogleがサボっているのは明らか。
これまでの対応を見ている限り、社内に世間一般の感覚を持ったチェック担当者がいない、部門がないのではないかと思えてしまう。根本的に法人として営業しているという自覚が欠落しているのではないだろうか。もう、研究所です、ベータです、で済む規模ではないだろう。資金もあるし。
今回のこの2件の課題には、本気で腰を据えて対応しないとブランド力の失墜はまぬがれないのでは。どちらも面白いサービスでサービス自体への否定はしないが、事前調査準備、仕様検討、特に対応がダメダメすぎる。広告がメイン収入なのにそれで良いのだろうか。ここまでダメな対応を繰り返されるとファンもアンチファンになるかもしれない。